イオン赤字転落で総合スーパーはどうなる

2016/10/07 (Fri)
ブログ管理人のボックス星人です。イオンが5日発表した8月中間連結決算は、前年同期に21億円の黒字だった最終損益が、53億円の赤字に転落した。食料品から衣料品、日用雑貨、家具、家電まで何でも揃う総合スーパーは「GMS」といわれる。セブン&アイグループのイトーヨーカ堂も苦戦続きで閉店ラッシュ。コンビニ事業が絶好調なセブン&アイグループの足を引っ張っている。
確かに「GMS」という業態そのものが時代遅れになっているのは否めない。ドン・キホーテに代表される総合ディスカウント業態、ユニクロやニトリのような専門店の勢いに完全に押され、GMSの商品群は価格の点からも品質・専門性の点からも魅力が薄れてしまっている。
さらにアマゾン・楽天に代表されるネット通販の勢いが止まらない中、品揃えが中途半端で「欲しい物が何もない」GMSから客足が遠のくのは致し方ありません。今後は専門店へのテナント貸しや、独自性・価格競争力を高めた商品分野に特化していくしか生き残る道はなさそうですね。

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