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緊迫する北朝鮮情勢

kage

2017/04/13 (Thu)

 ブログ管理人のボックス星人です。

 米トランプ政権が朝鮮半島近海に原子力空母カール・ビンソンを派遣し、単独での対北朝鮮軍事行動も辞さない構えを見せている。対する北の金正恩政権も一歩も引かず、米国と全面対決する姿勢を示しており、自ら組織した軍の特殊部隊を視察し、「敵の本拠地を破壊できる準備ができている」と威嚇している。

 にわかに緊張が高まる北朝鮮情勢ですが、両国の本音はどうかということになりますね。やはり、カギを握るのは中国ということにならざるを得ず、早速、中国の習近平国家主席は12日、トランプ大統領と電話会談し、改めて自重を促したほか、朝鮮半島の安定維持に向けて「平和的な問題の解決」を主張したとされている。

 先の米中首脳会談の最中に、アメリカがシリアに対する攻撃を行い、北への単独攻撃も辞さないトランプ政権の強硬姿勢を見せつけました。アメリカとしては、シリアに対する攻撃を表面上は化学兵器の使用としているが、本音は中国の対北圧力強化を促す為に利用したとも考えられますね。

 中国としても、アメリカの圧力に対してどこまで本気で行動できるかですが、あまり期待は出来ませんね。中国における北朝鮮政策の基本原則は「朝鮮半島の安定」を維持する事で、朝鮮半島の安全保障のバランスが崩れ、大量の北朝鮮難民が押し寄せる事態は絶対避けなければなりません。

 その為には、アメリカの武力介入を絶対阻止しなければなりません。自国の「裏庭」にアメリカがミサイルを撃ち込むのを許せば軍事大国のメンツも丸つぶれだからです。

 一方、アメリカとしても本当に北朝鮮への空爆はできるのかということです。シリアに対する攻撃と違って、かなりハードルが高いのではないでしょうか。北朝鮮に対して、部分的にとはいえ攻撃を加えれば、北朝鮮の反撃により、韓国が多大な被害を受けることになり、韓国の政権は容認しない可能性があります。

 また、在日米軍の事を考えると日本も無傷では済まないでしょう。早速、共産党の志位委員長は「アメリカが北朝鮮に先制的な軍事行動をとった場合、韓国や日本を巻き込んで深刻な武力紛争に発展し、おびただしい犠牲が出るのは避けられない。安倍政権はアメリカに対して、外交的解決の立場に立つよう強く働きかけるべきだ」と述べています。

 北朝鮮も本音では最終的にアメリカ側が折れることを期待していると思われます。北朝鮮の当局者は、「イラクやリビアなどは核兵器を持たなかったから政権が転覆してしまった。核があれば攻撃されない」と考えており、シリアへの攻撃を受けて、体制の保証に核は必要だという考えを一層強めているといわれています。

 以上のことから北朝鮮は今後もミサイル開発や核実験を止めないでしょう。しかし、レッドラインというものがあります。何がレッドラインになるのか。射程がアメリカ本土に達する1万キロとみられるICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験なのか。まさに究極のチキンレースである。